X(旧Twitter)の検索コマンドでは「source:投稿アプリ名」で、そのアプリで投稿されたものだけを抽出することができます。
これを応用すると投稿クライアント(アプリ)名が非表示になってしまった現在でも、そのユーザーの投稿が何のアプリからされたものかわかります。
さらに、応用すればインプレゾンビも副作用大ですが消すことができます。
解説していきます。
【X】検索コマンド「source」で投稿アプリがわかる【Twitter】
「from:@名 source:*****」
*****に入る代表的なアプリ名一覧です。2024年現在、ほぼこのどれかだと思います。
- twitter_for_iphone(iPhone)
- twitter_for_android(Android)
- twitter_for_ipad(iPad)
- twitter_web_app(webブラウザ)
- twitter_for_mac(macアプリ)
- tweetdeck(旧TweetDeck 現XPro)
- twitter_for_advertisers(広告主ツール投稿)
- twitter_ads(広告主ツール?)
これ以外の場合はSocialDogなど外部サードパーティのツールです。
または、個人でバカ高い書き込み権限のあるAPIを購入して開発して使っているユーザーですね。
「from:@名」で対象ユーザーの投稿を抽出
検索コマンド「from:@名」でその人の投稿一覧が引っ張れます。
そこに「source」コマンドを組み合わせることで、そのユーザーの投稿クライアント(アプリ)を公式の方法で知ることができます。
サンプル例(試せます)
たとえば自分、( ᑸ )よだれ/YODAREは、ほぼiPadのSafariで見えてるので「from:peketter_tech source:twitter_web_app」で検索すると投稿が出てきて、ブラウザから投稿しているのがわかります。
次のリンクタップでこの検索コマンドの結果が見られます。
Xを検索「from:peketter_tech source:twitter_web_app」
https://twitter.com/search?q=from%3Apeketter_tech%20source%3Atwitter_web_app&src=typed_query&f=live
このように、fromと組み合わせてsourceのapp名をそれぞれ試していくと、そのユーザーの投稿アプリを公式の方法で知ることができます。
【応用編】-source:でインプレゾンビ除外できる。も…
X(Twitter)の検索コマンドは「-」を頭につけると反転で、抽出ではなく除外になります。
「-source:アプリ名」でそのアプリ投稿を除外
これを応用するとインプレゾンビをほぼ消せたりします。が、大きめの副作用も。
トレンドスパム(インプレゾンビ)の8~9割はAndroid投稿
トレンドスパムとなっている、アラブ系・インドパキスタン系言語のインプレゾンビは、実はほとんどがAndroid投稿です。
トレンドワードにスパムが沸いていたら「スパム沸きトレンドワード -source:twitter_for_android」として、アンドロイド投稿を除外してみてください。
100%ではないですが、ほぼほぼ海外系のインプレゾンビが消えるはずです。
同時に検算として、-を外して「スパム湧きトレンドワード source:twitter_for_android」でアンドロイド投稿だけを抽出してみてください。
スパムが旬のトレンドでは、下手したら半数くらいがスパムだったりするはずです。
Android投稿の日本人も巻き添えに
当然ですが、この方法だと普通の日本人のAndroidユーザーの投稿もすべて巻き込まれて消えることになります。
トレンドスパムがあまりにも・・・なときの最終手段くらいにどうぞ。
「near:Japan」は地域が未設定も非表示
インプレゾンビ対策として、一時期「near:Japan」として地域を日本に限定して投稿を抽出する検索コマンドが流行りましたが、これは地域が空設定の人や、適当なものを入れてる人も除外されてしまいます。
以下、その実例サンプルです。1枚目は「near:Japan」指定、2枚目はなし。4名消し飛んでますね。
見たら4名すべて地域未設定、または、適当な文言を入れてる人でした。
逆に見えてる方は、都道府県が日本語で入力されていました。
地名から仮想的に範囲計算してるっぽい
X(Twitter)の裏側処理として、地名と緯度/経度情報を紐付けて「near:地名 within:半径km」の計算をしてると思われます。
内部に仮想的に地球儀があるイメージで、距離・範囲にあるか算出してる感じですね。
IPの推量地域とかを見てるわけではなさそうです。みてたら地域未設定でも検索から落ちないと思うので。
バッジニューカラー拡張のインプレゾンビ非表示
これはChrome拡張なのでXをアプリでやっているユーザーには使えないのですが、ブラウザでX(Twitter)を見ている人は、うちことPEKETTER TECH開発のブラウザ拡張「Badges: New Color for X-Twitter」(バッジニューカラー拡張)の「海外スパムスコア型ミュート」であれば、もう少しスマートに海外系インプレゾンビを消すことができます。
この機能では、ユーザーの名前・プロフ文・地域の日本語比率、投稿クライアント、アカウント作成日などさまざまな要素を判定して、海外スパムを点数評価し一定値に達すると推定スパムとして非表示にします。
こちら現在Chromeだけですが、mobile safari向けに別の形で動作するものを現在準備中です。
Chrome/Edgeブラウザ拡張機能
「Badges: New Color for X-Twitter」
(バッジニューカラー拡張)
X(旧Twitter)web版向けに、「フォロー関係性」に基づいて投稿の非表示コントロールができるChrome/Edge拡張機能をリリースしました。 iPhone/iPad Safari向けには「ブックマークレット版」として当サイト上で公開中です。
【機能】
- フォロー関係性で青バッジカラー変更
フォロイー フォロワー 相互 FF外 FF外100万人フォロワーホルダー - FF(フォローフォロワー)外の青バッジ非表示
- ブロック/ミュート漏れ非表示
- 被ブロックユーザー投稿非表示(対ブロック貫通)
- 海外系スパム(インプレゾンビ)スコア型ミュート
- 青バッジプロモツイート(成人コンテンツ含む)非表示
- トレンドエロ動画系スパム非表示
- フォロー外: ハッシュタグ数ミュート
- フォロー外: 言語設定ミュート
- Xプレミアム加入ボタン類全非表示
- トレンド「おすすめ」不要要素の非表示
- トレンドタップ時の初期タブを「最新」に
- 広告非表示
など他
さまざまなX(Twitter)を快適にする機能があります。
Chromeブラウザー版
2024.9.11リリース
Microsoft Edgeブラウザー版
2024.10.17リリース
iPhone/iPad Safari向け
「Bookmarklet版」
2024.9.21リリース
まとめ
インプレゾンビの8~9割がAndroidのデータは、バッジニューカラー拡張の機能「海外系スパムスコア型ミュート」の開発のために、2週間くらいスパム評価モデルを構築・調整していたときの統計です。
インプレゾンビをやるような、アラブ・インド・パキスタン地域の海外スパマーには、iPhoneはおそらく初期コストが高すぎるんでしょう。
海外系スパムにはiPhoneもいるにはいるんですが、地域的にはトルコとかそっちの人ですね。
またあまり継続的ではなく突発的な存在なので、そちらはブロックで足りるはずです。
それでは ( ᑸ )ノ