こんにちは、ペケッターテックの( ᑸ )よだれ/YODAREです。(@PEKETTER_TECH)
X(Twitter)のシャドウバン。イーロン氏運営以降、「仮ラベル」として一部の(?)シャドウバン状態であることが分かる状態になりました。
と同時に、イーロン氏運営以来、API利用が最低でも月$200(1$150円計算で3万円/月)かかるようになったため、Googleで上位に見つかるシャドウバンチェッカーサイトは、まともに動作していません。
この記事では、「2024年12月以降の”手動による”最新のシャドウバンチェック方法」をまとめていきます。
事前準備「FF外の別アカウント」「検索センシティブ非表示オン」
調べる対象アカウントと、FF(フォロイー/フォロワー)関係にない別アカウントが必要になります。
その別アカウントで、設定の「プライバシーと安全>表示するコンテンツ>検索設定」でセンシティブ非表示をオンにしておきます。
Search Suggestion BAN(検索候補BAN)
検索 センシティブ 非表示オン | 検索 話題のツイート | 検索 最新 | 検索 ユーザー サジェスト |
ON | × | ◯ | × |
OFF | ◯ | ◯ | ◯ |
検索センシティブ非表示オン時、FF外のアカウントから「from:@名」検索すると「話題のツイート」タブに出なくなります。
隣の「最新」タブには表示される状態です。
またセンシティブ非表示オン時、from:なしで@名検索したとき、サジェストユーザーリストに出なくなります。
何も問題ないアカウントであれば、次のように出てきます。
それぞれ、「センシティブ非表示をオフ(=センシティブでも表示)」にしてる人には見えることになります。
この「Search Suggestion BAN」は、一番軽いサーチ系のBANです。
2024年11月に発生した「アカウントロック+仮ラベル」祭りの多くは、この段階でした。つまり、このチェックをクリアしていれば剥がれていると推定されます。
【番外】非「昇格済みアクセス」(新規アカウント)
検索 センシティブ 非表示オン | 検索 話題のツイート | 検索 最新 | 検索 ユーザー サジェスト |
ON | × | ◯ | ◯ |
OFF | × | ◯ | ◯ |
作りたてのアカウントでは、「検索センシティブ非表示オン/オフ」無関係に、検索の「話題のツイート」に載らなくなります。
最新タブには載ります。これはだいたい作成後3〜4週ほどで解除されます。
Search BAN(検索「最新」BAN)
検索 センシティブ 非表示オン | 検索 話題のツイート | 検索 最新 | 検索 ユーザー サジェスト |
ON | × | × | ◯ |
OFF | × | × | ◯ |
Search Suggestion BANより、悪化したのが「Search BAN」(サーチバン)です。
「検索センシティブ非表示」オン/オフ無関係に、「from:@名」検索結果で「話題」にも「最新」タブに表示されなくなります。
サジェストユーザーリストには出てきます。
Reply Deboosting(返信が隠される)
FF外アカウントから見た時、返信をしても返信先タイムラインの最下部に「攻撃的な投稿」として隠してまとめられ、能動的に「表示」をタップしないと表示されない状態になります。
また、返信やいいねなどのエンゲージメント関係の通知も相手に届かなくなります。
2024年11月の「アカウントロック+仮ラベル」祭りでは、この状態の人も居ました。シャドウバンは複数同時にかかる場合もあります。
Ghost BAN(返信が完全に見えなくなる)
自分以外のアカウントから見た時、リプライを送った相手の返信タイムライン欄に、完全に表示されなくなります。
当然、通知も相手に届かなくなります。
またこの段階だと、サーチバン系もすべて適用となっている事が殆どだと思われます。最も重い、凍結一歩手前の状態となります。
【番外】強制ログアウト、アカウントロック
ブロックやリスト追加など短時間に大量に行うと、「強制ログアウト」が発生する場合があります。
これを2~3回繰り返すと、アカウントロックとなって、「Arkoseチャレンジ(画像テスト)」をクリアしないといけない事態に移ったりします。
そのように段階を踏んで悪化することもあれば、2024年11月のアカウントロック+仮ラベル祭りのように、いきなりアカウントロックが発生することもあるようです。
シャドウバンチェッカーサイトが動作しない理由
Googleで見つかる「シャドウバンチェッカーサイト」がうまく動作しないのは、APIが最低でも月3万円かかるようになった有料化の影響です。
その最低ラインのプランでも、合計月10,000投稿を引き出したら、月の途中でも使えなくなってしまいます。
一人当たり調べるのに、検索で数pull、さらにReply DeboostingやGhost BANチェックでは、リプ先返信タイムライン取得のために、一人当たり数十〜数百pull消費する可能性すらあります。
https://developer.x.com/en/products/x-api
従来Twitter API時代レベルと同等の使い勝手にするには、X API Pro版月75万円($5,000/month)月100万pull、または、Enterprise版月750万円($50,000/month)あたりないと満足に捌けないことになります。
そんな大金をかけて、ボランティアでシャドウバンチェッカーを提供する人は居ない訳です。
(※有料APIをかい潜るため、捨てアカウントを使ってヘッドレスブラウザ+Twitter内部APIライブラリで自動化、調べてるようなものはどこかにあるかも知れません。その場合、比較的正確なものが出るかも知れませんが、基本的にはスパムやbotと同等の手法なので、利用規約違反にかかる恐れがあります)
まとめ
現状の外部シャドウバンチェッカーサイトは、信頼できない結果を返すものが殆どになっています。
上記にまとめたように、X公式のシステムを利用して状況を確認するのが、最も正しい結果を得られる状況になっています。
そんじゃまた ( ᑸ )