【X】アカウントロック+仮ラベル祭り2024年11月【Twitter】

X (旧Twitter)

こんにちは、ペケッターテックの( ᑸ )よだれ/YODAREです。(@PEKETTER_TECH

日本時間的には11月16日土曜日、米国時間的には新利用規約発効となった15日の終わりに、大量にアカウントロックからの仮ラベルが貼られる事態が発生しているようです。

解説していきます。

【X】アカウントロックからの仮ラベル付与祭り【Twitter】

検索など眺めると、結構な人に発生しているようで「思い当たる節がない」など人々の叫びが聞こえます。

さらに、青バッジの人ですら仮ラベルをつけられているようです。

Yahoo!リアルタイム検索
「仮ラベル」
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E4%BB%AE%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB&ei=UTF-8&ifr=tl_sc

11月13日からどうやら急増

次はXと契約して独自にX検索を提供している「Yahoo!リアルタイム検索」での「仮ラベル」キーワードでの投稿数グラフ直近7日間です。

その結果、11月13日辺りから顕著に増え出しているのがわかります。

X(Twitter)のYahoo!リアルタイム検索「仮ラベル」キーワードでのポスト数変化グラフ 11月13日から顕著に増加
Yahoo!リアルタイム検索
「仮ラベル」
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E4%BB%AE%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB&ei=UTF-8&ifr=tl_sc

新利用規約発効タイミングだった → 関係なさそう

冒頭に触れたように、記事を書いたこの時間は日本は16日土曜日ですが、米国では15日金曜の営業終わり後の時間でした。

発生タイミング的に、2024年11月15日の新利用規約発効に絡む祭りだった可能性があります。

(追記)今回の騒ぎ、少なくとも英語圏では起きていないのを確認したので、規約関連ではなかったかもしれません。

フォロー0はそのうち治る

アカウントロックから復帰したとき、プロフィールの「フォロー数」などが0になっている事があります。

これは見かけ上そうなっているだけでフォローが外れてるわけではないので、放っておけばそのうち数字は戻ります。

この「0」現象はアカウントロックに絡むものであって、仮ラベルの付与はまた別件だと思われます。

今回の騒ぎでは、なぜか「アカウントロック+仮ラベル付与」がほぼセットとなって起きています。

仮ラベルが貼られるとどうなる?

いいねやリプなどで他アカウントに関与したとき、そのアカウントの通知には現れず、リプ欄では注意投稿になってしまうことがあるようです。

これは「リプライデブースティング」(Reply Deboosting)という、シャドウバンの一種です。

仮ラベルが剥がれた判断・確認方法

対象アカウントとFF(フォローフォロワー)関係にない「別アカウント」で、設定の「プライバシーと安全>表示するコンテンツ>検索設定」「センシティブな内容を含むものを表示しない」にチェックがしてあるのを確認します。

X(Twitter)仮ラベル剥がれたかの確認方法画面その1「センシティブな内容を含むものを表示しない」をオンに

その状態の別アカウントから、検索で「from:@名」で仮ラベル対象の@名を検索、「話題のツイート」に「投稿が出てこなければ仮ラベル状態継続中」かもしれません。

投稿が表示されるようになったら、すでに剥がれている可能性があります。

X(Twitter)仮ラベル剥がれたかの確認方法画面その2「from:@~」検索「話題のツイート」に投稿が出てこないなら仮ラベル中
話題のツイートに投稿が出てこなければ仮ラベル中のまま

これはシャドウバンの1種である「弱いサーチバン」(Search Suggestion Ban)状態で、通常の「サーチバン」とは異なります。

正真正銘のサーチバンでは、隣の「最新」タブでも投稿が出てこなくなります。

「弱いサーチバン(サーチサジェスションバン)」では、「最新」タブのほうには表示されます。

解除・外されるには?

明確な答えはないですが、「他者に関与する行為全般」よろしくないです。放置が基本です。

貼られていた人の解除報告をいくつか眺めていますが、やっぱり完全放置で達成している人が多い印象を受けます。

次の方は24日夜時点で、上述した仮ラベルの「弱いサーチバン」(Search Suggestion BAN)は解除されていました。

ただ全員が全員そうじゃないので、2~3日放置してみてダメなら、投稿だけしてみるのもありかもしれません。

もちろん、誰かへのコメントやハッシュタグ、リンク挿入、トレンドワードなどはなしで。リプ返も多くなければアリかもしれません。

いいね/RTが多い人は危ない

「自分の投稿が少なく、いいねやRT(RP=リポスト)が多い人」は、「ブースティング」といって、他人の評価を人為的に引き上げるための複アカウントとシステムに判断されることがあります。

特に「メールアドレスしか登録していない人」は、アカウント数に実質縛りがないため、ペナルティが付きやすい傾向があります。(※あくまで平常時のおまじない程度。今回は事後であり無差別感があります)

身に覚えのある人は、「いいね・RT・QT・フォロー・リスト大量追加・コメント・DM・ブロック・ブクマ」など他者に関与する行為全般、控えた方が良さそうです。

自分の投稿数とバランスをとれば良さそうですが、これは平常時の予防法であって、今回は前述グラフの増え方を見ても異常で、判定がより厳しくなったか別の意図がありそうです。

ここからは、その意図を推察していきます。

電話番号登録+2段階認証させたい説? → 関係なかった【11/19更新】

もしかしたら「メールアドレス登録ユーザーの電話番号登録を推し進めたいんじゃ?」という仮説でもって、メアド登録か電話番号登録かの投票を実施させていただきました。

が、結果的には関係なさそうでした。メアド・電話番号登録関係なく発生しています。

これは「各母数比率をそのまま表してる」だけに見えます。メアドと電話番号登録、どちらでもいいサービスであればメアドのみのほうが当然多いはずです。むしろ電話番号登録してる人多いな?くらいの印象です。

また「2段階認証」は、してる人がそもそも少ないので、この比率順になるのも納得です。

という事で、メアド登録だから発生してる説はなさそうです。実際、多くの電話番号登録の人にも発生しています。

スパム・bot対策説?

通常時よりスパム判定のしきい値を下げることで、巻き込み覚悟の雑なbotアカウント追い出しをやっているのかもしれません。

考えられるところとして、青バッジユーザーの収益発生条件が2024.11.8から「ほか青バッジユーザーからのコメント・いいね・RPなどエンゲージメントのみ」に変わったのがあります。

が、そこ対策のbot追い出しをするなら、青バッジユーザーだけ狙い撃ちにすれば済むはず。それでは角が立つから、無差別的にやっている可能性も考えられますが。

または、今回の騒ぎは英語圏では発生していないあたり、日本狙いの海外系スパム(インプレゾンビ)苦情が多い?ことから、「日本環境設定のユーザー」を対象にした施策の可能性もありそうです。

日本狙いの海外系スパムは、Xシステムから怪しまれないようにか、わざわざ「言語設定」を日本語にしてやっていたりします。

課金促進説?

Xの課金は「ベーシック/プレミアム/プレミアム+」とありますが、このどれかに入れば「仮ラベル」の疑義(間違いなのでは)審査を能動的に申請できるようです。

無課金の場合は、通知はなく消えるのを待つことになります。(※または前述の検索テストをクリアするか)

否定的か?

仮ラベルを貼られている人たちを見るに、青バッジユーザーの人も相当数含まれており、課金促進でやっている説は当サイト的には否定的になりました。

Twitterを検索
「仮ラベル filter:blue_verified -filter:replies」
https://x.com/search?q=%E4%BB%AE%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB%20filter%3Ablue_verified%20-filter%3Areplies&f=live

バグ説?

「仮ラベル」ポスト数の増え方がシステマチックな感じなので、バグも考えられなくもないです。しかし、意図的にやっている可能性も否定しきれません。

もし週明け(18日〜)数日で急減するようなことがあれば、バグだった可能性も高まりそうです。

もしこのまま増え続けたり、どっかで高止まりするようなことがあれば、意図的な可能性が高まりそうです。

意図的ラインで考えられるのは、やっぱり「スパムbotの追い出し」、ロックだけでなく仮ラベルも付与されリーチ(投稿の広がり)が抑えられていることから「サーバー負荷対策(コストカット等)」があり得そうです。

先日11月3日から適用された、「ブロック非表示貫通」仕様についても、当サイトではコストカット理由で実施された(別記事)と見ています。

23日から減衰。青バッジ収益関連だった説【12/1更新】

次は、「Yahoo!リアルタイム検索」での「仮ラベル」投稿数の対象7日間のグラフです。

13日に始まった「仮ラベル」投稿の急増は19日まで続き、20〜22日微増高止まり、23日土曜から明確に減衰傾向が見て取れます。

じゃあ「23日に何があったか?」というと、収益化している青バッジユーザーの「直近2週間分の収益支払日」でした。つまり、11/8~22日成果分の支払い日ですね。

今回の「アカウントロック+仮ラベル祭り」の状況をおさらいをすると、

  • アカウントロックだけでなくリーチを下げる仮ラベルも付与
  • 仮ラベル下では「リプ、いいね、RP」など非推奨
  • 青バッジユーザーも相当数貼られている (>>X検索で確認
  • 11.8から収益発生仕様が青バッジ同士の「エンゲージメント(リプ/いいね/RP等)」
  • 11.23は直近2週間の収益支払日
  • 英語圏では今回の騒ぎは起きていない
    (>>X検索:最も増えた20~21日期間英語圏
Yahoo!リアルタイム検索
「仮ラベル」
https://search.yahoo.co.jp/realtime/search?p=%E4%BB%AE%E3%83%A9%E3%83%99%E3%83%AB&ei=UTF-8&ifr=tl_sc

この解釈の仕方は各々に任せますが、当サイト的には「日本において、青バッジユーザーの収益分配の予算が尽きそうな予測がついたか何かで、支払いを抑えたかったんじゃ?」というのが、「今回の仮ラベル祭り」の解になりそうです。

あまりにも分かりやすいタイミングで減り出したので。

青バッジユーザーだけ狙ってしまっては角が立ちまくるので、無課金ユーザーも含め、スパム判定するユーザースコアしきい値を下げたか何かで、意図的に起こしたんじゃと予想しています。

無課金ユーザー巻き込みは、仮ラベル剥がしたい課金の促進も副次効果として図れます。逆に、もし課金促進「だけ」が狙いなら、すでに課金している青バッジユーザーまで大量に巻き込むのはおかしい話です。

ということで、本丸は「青バッジユーザー同士のエンゲージメント行動を抑制したかった」んじゃないかと思っています。その結果は、当然「仕様の変わった収益支払いの抑制」という結果に繋がるはずです。

また、もしbot対策なら「アカウントロックからの再ログイン挙動チェック」が主戦場なはず。ロック+仮ラベルが、ほぼセットだったのは奇妙です。喰らってる人も、全くbotっぽくない健全な人も多く見ましたし。

謎として残るのは、これが「日本のみ?」で起きた(※英語圏では検索する限り平常時レベル)のは、どう解釈すべきかってところですね・・( ᑸ )

まとめ。「凍結された」投稿数は平常運転

今回、仮ラベルがついた人を見ている感じ、やっぱり「完全に放置」、または「読む専」にしている人の復帰が早い感じがあります。

もちろん、そうやっても解決していない人もいます。こればっかりは、Xが決めることなので確定的なものがありません。

2~3日放置してみてダメなら、安全なただの日常的なつぶやき投稿だけはしてみるのもありかもしれません。

なお安心できそうな点として、「Yahoo!リアルタイム検索」で「凍結された」キーワードのポスト数、直近7日間のグラフを見ると平常運転です。

「仮ラベル」グラフと相関性がないので、今回の祭りから「凍結」にまで至っているパターンは少ないと言えそうです。

そんじゃまた ( ᑸ )

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